【2024完全ガイド】
WordPressでホームページ制作
運用・保守を行うための攻略法

【2024完全ガイド】

第12章 アクセス解析で効果を測定

WordPressでホームページを構築したら、公開して終わりではありません。むしろそこからが本当のスタートです。作成したホームページにどれだけの人が訪れ、どのように行動しているのかを把握することで、より多くのユーザーを獲得し、目的達成に近づけることができます。

そこで重要となるのが「アクセス解析」です。本章では、アクセス解析の基礎と、Google Analyticsを用いた効果測定、そしてデータに基づいたウェブサイト改善について詳しく解説していきます。

12.1 Google Analyticsの導入

Google Analyticsは、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールです。世界中のウェブサイトで利用されており、その詳細な分析機能から、ウェブサイト運営に欠かせないツールと言えるでしょう。

12.1.1 Google Analyticsアカウントの作成

まずはGoogle Analyticsを利用するためのアカウントを作成しましょう。Googleアカウントをすでにお持ちの場合は、そのアカウントを利用できます。

  1. Google Analyticsの公式サイト(https://analytics.google.com/にアクセスします。
  2. 画面の指示に従ってアカウントを作成します。

12.1.2 トラッキングコードの取得と設置

アカウントを作成したら、ウェブサイトのアクセスデータを収集するためのトラッキングコードを取得します。

  1. Google Analyticsにログインし、作成したアカウントを選択します。
  2. 「管理」をクリックし、「トラッキング情報」>「トラッキングコード」を選択します。
  3. 表示されたトラッキングコードをコピーします。

取得したトラッキングコードは、WordPressサイトの全ページに設置する必要があります。テーマによってはGoogle AnalyticsのトラッキングIDを入力する欄が用意されている場合もありますが、多くの場合はテーマファイルに直接コードを貼り付ける必要があります。

  1. WordPressダッシュボードにログインし、「外観」>「テーマエディター」を選択します。
  2. 右側のテーマファイル一覧から「header.php」を選択します。
  3. <head>タグ内に、コピーしたトラッキングコードを貼り付けます。
  4. 「ファイルを更新」をクリックして変更を保存します。

これで、あなたのWordPressサイトにGoogle Analyticsが導入され、アクセスデータの計測が開始されます。

12.2 アクセス状況の確認

Google Analyticsにアクセスデータが蓄積されると、ダッシュボードから様々な角度でウェブサイトのアクセス状況を確認することができます。

12.2.1 基本指標の見方

Google Analyticsのダッシュボードでは、以下の基本的な指標を確認できます。

  • ユーザー数: 一定期間内にウェブサイトにアクセスしたユーザーの数
  • セッション数: ユーザーがウェブサイトにアクセスして行動した回数
  • ページビュー数: ウェブサイト内のページが表示された回数
  • 平均セッション時間: ユーザーが1回の訪問でウェブサイトに滞在した時間の平均
  • 直帰率: セッション中に1ページしか閲覧せずにウェブサイトから離脱した割合

これらの指標を総合的に見ることで、ウェブサイトへのアクセス状況やユーザーの行動傾向を把握することができます。

12.2.2 レポート機能の活用

Google Analyticsには、基本的な指標以外にも、様々な切り口でアクセス状況を分析できるレポート機能が用意されています。

  • ユーザーレポート: ユーザーの属性(地域、使用デバイス、ブラウザなど)を分析
  • 行動レポート: ユーザーのウェブサイト内での行動(閲覧ページ、滞在時間、コンバージョンなど)を分析
  • 集客レポート: どの経路からユーザーがウェブサイトに流入してきたかを分析

これらのレポートを活用することで、より深くユーザーを理解し、ウェブサイト改善のためのヒントを得ることができます。

12.3 ユーザーと行動分析

アクセス解析の目的は、ただ数字を見ることではありません。重要なのは、その数字の裏側に隠されたユーザーの行動や心理を読み解き、ウェブサイトの改善に活かすことです。

12.3.1 ユーザー属性の分析

Google Analyticsでは、ユーザーの年齢層や性別などのデモグラフィック情報、アクセス元の地域、使用しているデバイスやブラウザなどの情報を分析することができます。

例えば、スマートフォンからのアクセスが多い場合は、モバイル版サイトの使いやすさを改善したり、特定の地域からのアクセスが多い場合は、その地域に合わせた情報を発信したりするなどの対策が考えられます.

12.3.2 ユーザー行動の分析

ユーザーがウェブサイト内でどのような行動をとっているのかを分析することも重要です。

  • 閲覧ページ: どのページが最も多く閲覧されているのか、逆にあまり閲覧されていないページはないかを分析することで、ユーザーの興味関心を把握できます。
  • ページ滞在時間: 各ページの滞在時間を分析することで、ユーザーにとって価値のあるコンテンツかどうかを判断できます。
  • コンバージョン: 商品購入や資料請求など、ウェブサイトの目標達成につながる行動を「コンバージョン」と呼びます。コンバージョン率を分析することで、ウェブサイトの改善ポイントを明確化できます。

12.4 データに基づいた改善

アクセス解析で得られたデータは、ウェブサイトの改善に活かしてこそ意味があります。

12.4.1 問題点の洗い出し

まずは、アクセス解析の結果からウェブサイトの課題を見つけ出すことが重要です。

  • 直帰率が高いページはないか?
  • コンバージョン率が低いページはないか?
  • ユーザーが離脱しやすいページはないか?

これらの問題点を明確にすることで、具体的な改善策を検討することができます。

12.4.2 改善策の実施と効果検証

問題点に基づき、ウェブサイトのコンテンツやデザイン、導線の改善など、具体的な改善策を実行します。

改善策を実施したら、再度アクセス解析を行い、効果を検証します。効果が見られない場合は、別の改善策を検討するなど、PDCAサイクルを回していくことが重要です。

アクセス解析は、ウェブサイトを成長させるための強力な武器となります。Google Analyticsを活用し、データに基づいたウェブサイト運営を目指しましょう。