【2024完全ガイド】
WordPressでホームページ制作
運用・保守を行うための攻略法
【2024完全ガイド】
第14章 日々の運用とメンテナンス
WordPressサイトを立ち上げた後も、長期的に安定して運用していくためには、日々のメンテナンス作業が欠かせません。この章では、WordPressサイトを安全に、そして快適に利用し続けるために必要な、日々の運用とメンテナンスについて解説します。
14.1 WordPress本体、テーマ、プラグインのアップデート
WordPress本体、テーマ、プラグインは、セキュリティ強化や機能改善、バグ修正などを目的として、定期的にアップデートが提供されます。常に最新の状態に保つことで、サイトの安全性を高め、より快適な環境を実現できます。
WordPress本体のアップデート
WordPress本体のアップデートは、管理画面から通知されるため、指示に従って進めるだけで簡単に実行できます。アップデート前に、必ずバックアップを取っておくことをおすすめします。
テーマ・プラグインのアップデート
テーマやプラグインも同様に、アップデート通知があれば速やかに対応しましょう。ただし、アップデートによってサイトに不具合が生じる可能性もあるため、事前にテスト環境などで動作確認を行うことが重要です。
14.2 データベースの最適化
WordPressサイトでは、記事や固定ページ、コメント、設定情報など、様々なデータがデータベースに保存されています。運用していく中でデータベースの容量は増加し、肥大化するとサイトの表示速度が低下する原因となります。
データベースの最適化では、不要なデータを削除したり、データベーステーブルを整理することで、データベースの容量を削減し、パフォーマンスを向上させることができます。
データベースの最適化方法
- 不要なデータの削除:スパムコメントや下書き、ゴミ箱内のデータなど、不要なデータを定期的に削除しましょう。
- データベーステーブルの最適化:WordPressの管理画面から、データベーステーブルの最適化を簡単に行えます。
- プラグインの活用:「WP-Optimize」などのプラグインを利用すると、より効率的にデータベースの最適化を行うことができます。
14.3 セキュリティチェック
インターネット上に公開されているWordPressサイトは、常にサイバー攻撃の脅威にさらされています。セキュリティ対策を怠ると、サイトが改ざんされたり、個人情報が漏洩するなどの深刻な被害を受ける可能性があります。
セキュリティ対策
- WordPress本体、テーマ、プラグインを常に最新の状態に保つ。
- 不要なプラグインやテーマは削除する。
- 推測されにくい複雑なパスワードを設定し、定期的に変更する。
- セキュリティプラグインを導入し、定期的にスキャンを行う。
- サーバーのアクセスログを監視し、不審なアクセスがないか確認する。
14.4 バックアップの実施
WordPressサイトのデータは、サーバーの障害や誤操作などによって失われてしまう可能性があります。万が一の事態に備え、定期的にバックアップを取得しておくことが重要です。
バックアップ方法
- バックアッププラグインの活用:「UpdraftPlus」などのプラグインを利用すると、自動でバックアップを取得することができます。
- FTPソフトによる手動バックアップ:FTPソフトを使用して、サーバー上のWordPressサイトのデータを自分のパソコンにダウンロードすることもできます。
バックアップデータは、サーバーとは別の場所に保管しておくことが重要です。外部ストレージやクラウドサービスなどを活用しましょう。
WordPressサイトを長く運用していくためには、日々のメンテナンス作業が欠かせません。本章で紹介した内容を参考に、こまめなメンテナンスを心がけ、安全で快適なWordPressサイト運営を目指しましょう。